指導の方向

指導者の指導方針、拘りは多種多様であり納得出来る事もあり、納得できない事もある。完全に戦術ありきの戦い方をしているチームは、一辺倒の試合運びなので読まれると完全に崩される場面が多い。試合をしてる子供達も困惑気味でやっている。それでも辛勝でやってのけても子供達の顔からは?マークが出ているのを見受けられる。今まで戦術に頼り切ってやって来たおかげで、個性を全く出せないでいる。ドリブルすれば怒られて即交代なんてのもザラだし、戦術通りにやらなければ罵声をあびせられるし・・・。もっと自由に個性を出してやらせてみた方が観戦してる側も楽しめると思います。

とあるJr・ユースチームの監督が話していた事を思い出した。「今年は兎に角、驚かされました。全員がドリブルやらフェイントやら足元の技術がでけへん子が多い。Jr世代でどんな練習してきたんか想像がつきます。おそらく在籍していたチーム方針がそんな感じでやってきたと思います。試合で勝つ事も大事かもしれへんけど、もっと大事な事教えんと・・・もうしゃーないから最初からみっちり足元の練習せんとあかんですわ」 その子供達はいったい今まで何を考え、教わってきたのかを想像するとかわいそうになって来ます。せやけどそれで納得してた子供達、親御さん達だから何も言えませんが、誰かしら気付いて環境を変えてくれればよかったのに。勝つ事で自信をつけさせることは出来るかもしれへんけど、負けても自信がつくこともあります。